花粉症と皮膚炎

くしゃみや鼻水、目の痒み、涙といった症状で知られている花粉症ですが、花粉症がアレルギー疾患であることは周知の事実です。

アレルギー疾患といえば、アレルギー性の皮膚炎、アトピー性皮膚炎も代表的なものです。
湿疹、痒み、水泡などが主な症状となるこの皮膚炎と、花粉症は一見まったく別の病気のように思われていますが、実は花粉症とアトピー性皮膚炎は、同じアレルギー群T型に属しています。
どちらも、免疫バランスの崩れにより発症します。

花粉症とアレルギー性の皮膚炎は、深い関連性があることが分かっています。
花粉症の乳幼児を調べたところ、約75%がアトピー性皮膚炎、過半数が食物アレルギーも併発しているそうです。

花粉症の症状が出ている乳幼児は、アレルギー性の皮膚炎や小児喘息など、他の疾患の合併も高い確率で見られているようなので、注意が必要です。

花粉症の症状の他、痒みを伴う湿疹といった皮膚炎の症状や、長びく咳などの症状が見られるようなら、早めに病院を受診するようにしてください。

スギ花粉症皮膚炎

日本の花粉症患者の7割の方は、スギをアレルゲンとするスギ花粉症と言われていますが、現在、スギ花粉による皮膚炎が増加しているそうです。

スギ花粉皮膚炎と呼ばれているこの皮膚炎は、2月から5月のスギ花粉が飛散する時期に症状がでることになります。花粉症の症状の他、目の周りに痒みを感じたり、顔や首が乾燥し、紅斑が出る、といった皮膚炎の症状が特徴的です。

この時期は空気が乾燥しているため、皮膚が外的刺激を受けやすくなっているようです。
また、女性は毎日のようにメイク、クレンジング、洗顔などを行いますので、それにより皮膚のバリア機能が弱まってしまうことも、皮膚炎を発症する原因のひとつと言われています。

この皮膚炎はスギ花粉が原因となっていますので、外出の際にはできるだけ花粉と接触しないよう、マスクやメガネ、スカーフなどで、肌の露出を減らすようにしてください。

洗顔で花粉を落とすことも大事ですが、刺激の強すぎる洗顔料を使用したり、力任せにこすって落とすことは、バリア機能の低下につながり、症状を悪化させることにもなりかねませんので、注意してください。


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